Library and Information Science Society Home → English page

三田図書館・情報学会誌論文(論文ID LIS010119)

著者
中島紘一
和文タイトル
Struggle with Impossibilities: A Record of Development of the Matsushita Memorial Library of the Faculty of Engineering, Keio University.(不可能との闘い:慶應義塾大学工学部図書館のこれまでの歩み)
英文タイトル
A Record of Development of the Matsushita Memorial Library of the Faculty of Engineering, Keio University
掲載号・頁
No.10, p.119-142
発行日
1972-10-01
和文抄録

昭和46年から47年にかけて,慶応義塾大学工学部は東京都小金井市の校舎から横浜市港北区の矢上台 新築校舎に移転した。小金井時代100坪余にすぎなかった工学図書館もこれに合わせて移転を完了し, 新キャンパスでは700余丁の規模を誇る近代的な情報センターに変貌した。10ケ年計画に基くその業務 はまだ端緒についたばかりだが,一学部に付属する図書館としての規模と,理工系学部の主要資料の集 中管理という企てについて,この図書館の将来は注目されてよい。

本稿では,1966年に始り,現在(1972年9月)に至った図書館の近代化計画の過程を,主として管理 とサービスの面から回顧し,合わせて将来の発展のコースを展望した。700坪の図書館の完成により弱 小施設の悩みは一応解消された。しかし,運営の残りの2本柱である資金と人員の不足の問題はいぜん 解決をみぬままに持越されている。これらの本質的な解決は一私立大学の一部局図書館の求めてとうて い得られる性格のものではないので,全国的な視野に立った情報の流通システムと協力体制の整備が一 日も早く実現することが望まれる。

種別
原著論文